武士の一分はぜひ見たい
2006年12月1日 映画 コメント (3) 数年前、大腸癌で手術入院した親父様の暇つぶしにと、本屋で何の気なしに選んだ藤沢修平御大作品の文庫本を見舞ったことがあるのですが、それを知ったお袋様に「今から開腹手術する人に腹切りモノはどうなの;」と言われた覚えがあるのが、確か武士の一分だったような・・・。
実は藤沢作品はいくつか親父様の書斎にあるものの、自分は読んだことなかったんですよ。なんとなく今はまだその時期でなくて、もう少し世の中の酸いも甘いも噛み分けて落ち着いた頃合にじっくり味わうように読んでみた方がいいんじゃないかと思うわけです。
しかもいい作品は読むだけでも、ぐっと話に没入して集中力消耗して、読後にはいいスポーツでもしたような満足感のある脱力感に見舞われるので、忙しない今駆け足で読むにはもったいないんじゃないかと。
ところが最近妙にリキ入ってる武士の一分プロモを見てみたら、急に興味が沸きましたw方言全開!!w
てか今日公開だったんで、初日に見たかったなあ。
ちょうど藤沢修平御大が海坂藩として舞台設定の参考にしていたのが自分のお袋様の地元だったとは知っていたのですが、母方の祖母や、母の実家がある神社に訪ねてくる地元の人たちが喋っている方言を、役者さんたちがほとんど違和感もなく喋っていたもので普通にびびりましたw
すっげぇ、地元特有の土の匂いでもしそうなイントネーションとかそのまんま。違和感があるとすればそれをあのキムタクがナマリ喋ってるという事だけww
今までならたとえ台詞が方言で書かれた原作であろうと、標準のイントネーションや口調に直して役者が喋り、たとえ方言の台詞でもそれっぽくしただけでろくな方言指導もないやっつけ仕事みたいなものばっかりだろうと思ってたもので、いい感じに意表を突かれました。
マジで今でも祖母が「こんばんは」を「お晩でがんす」と言ってるんですよ鶴岡!懐かしいなぁ。
いいですよ〜鶴岡、というか庄内地方。
京都みたいにどこの寺がいいとか派手で目立つモノはないですけど、平野と海と川と山と温泉が全部揃ってるから、まずメシが普通に旨い。都心部の料亭で出されるようなものが普通に食える。米と水がいいから酒ももちろん旨い。魚も北の海で身が引き締まった新鮮なものが食える。人口密集地域特有のとげとげしさがないからイライラすることもほとんどないし、四季の移ろいを感じられるほどのんびりできる。人にもまだユトリがあって、多少裏表があっても都会の喧騒ほどじゃない。・・・たまにクマ出るけど。
まぁほとんどの田舎と呼ばれる地域はそうなんでしょうけれど、自分が知る地域はやはり格別の欲目が出ますね。
遊ぶ場所がないから若いうちはつまらないでしょうし、冬の雪の深さは尋常じゃないですけど、それでも何ものにも代え難い魅力があり、自分が帰り骨を埋めるべき場所があることのかけがえのなさに感謝すら覚えます。
ちなみに、海側の鶴岡からもうちょっと山のほうにいくと、普通の受け答えから疑問文でも感嘆文でも何でも語尾に「にゃあ」をつける地域もありますwちびっこからじっちゃんばっちゃんまで村民全員にゃあにゃあ言うので、ちょっと和むw
実は藤沢作品はいくつか親父様の書斎にあるものの、自分は読んだことなかったんですよ。なんとなく今はまだその時期でなくて、もう少し世の中の酸いも甘いも噛み分けて落ち着いた頃合にじっくり味わうように読んでみた方がいいんじゃないかと思うわけです。
しかもいい作品は読むだけでも、ぐっと話に没入して集中力消耗して、読後にはいいスポーツでもしたような満足感のある脱力感に見舞われるので、忙しない今駆け足で読むにはもったいないんじゃないかと。
ところが最近妙にリキ入ってる武士の一分プロモを見てみたら、急に興味が沸きましたw方言全開!!w
てか今日公開だったんで、初日に見たかったなあ。
ちょうど藤沢修平御大が海坂藩として舞台設定の参考にしていたのが自分のお袋様の地元だったとは知っていたのですが、母方の祖母や、母の実家がある神社に訪ねてくる地元の人たちが喋っている方言を、役者さんたちがほとんど違和感もなく喋っていたもので普通にびびりましたw
すっげぇ、地元特有の土の匂いでもしそうなイントネーションとかそのまんま。違和感があるとすればそれをあのキムタクがナマリ喋ってるという事だけww
今までならたとえ台詞が方言で書かれた原作であろうと、標準のイントネーションや口調に直して役者が喋り、たとえ方言の台詞でもそれっぽくしただけでろくな方言指導もないやっつけ仕事みたいなものばっかりだろうと思ってたもので、いい感じに意表を突かれました。
マジで今でも祖母が「こんばんは」を「お晩でがんす」と言ってるんですよ鶴岡!懐かしいなぁ。
いいですよ〜鶴岡、というか庄内地方。
京都みたいにどこの寺がいいとか派手で目立つモノはないですけど、平野と海と川と山と温泉が全部揃ってるから、まずメシが普通に旨い。都心部の料亭で出されるようなものが普通に食える。米と水がいいから酒ももちろん旨い。魚も北の海で身が引き締まった新鮮なものが食える。人口密集地域特有のとげとげしさがないからイライラすることもほとんどないし、四季の移ろいを感じられるほどのんびりできる。人にもまだユトリがあって、多少裏表があっても都会の喧騒ほどじゃない。・・・たまにクマ出るけど。
まぁほとんどの田舎と呼ばれる地域はそうなんでしょうけれど、自分が知る地域はやはり格別の欲目が出ますね。
遊ぶ場所がないから若いうちはつまらないでしょうし、冬の雪の深さは尋常じゃないですけど、それでも何ものにも代え難い魅力があり、自分が帰り骨を埋めるべき場所があることのかけがえのなさに感謝すら覚えます。
ちなみに、海側の鶴岡からもうちょっと山のほうにいくと、普通の受け答えから疑問文でも感嘆文でも何でも語尾に「にゃあ」をつける地域もありますwちびっこからじっちゃんばっちゃんまで村民全員にゃあにゃあ言うので、ちょっと和むw
コメント
あ、オレも結構時代劇好きでさ、小説などもよく読むのさ。
昔はバカの一つ覚えのように、戦国時代の作品ばかりを選んでいたものだけど、近年は、町人文化が息づかいを感じられる、江戸時代に入ってからの作品が多くなってきている。
映像化されているものも、その時代の作品が多くなっているので、オレ自身、流行に乗っからされているのかも^^;
『蝉しぐれ』映画は見ていないんだよなぁ・・・。そちらをを先に見たいもじゃ^^
11月に『藤沢周平の世界』という本が創刊されました。買っちゃったw(購読し続けるか悩んでる)
鶴岡についての特集記事などもありましたぜ。
○町人文化の
時代が近いだけに資料も多いから、時代考証するのも戦国時代よりは江戸時代のほうが比較的身近に感じられるように作れるのもあるだろうけど、武将よりも弱くとも世知辛い世の中をそれでもしたたかに生きる町人というものに魅力を感じるのかもしれないね。
鶴岡・酒田はいいぞ〜、美酒と美人の産地ださけのぅw
が、一部例外もあるので気をつけられたしww