一生モンが欲しい

2006年11月26日 日常
 少しずつ稼ぎも上昇し安定してくると、多少値が張ってもずっと使えるような一生モノの逸品が欲しいと思えてくるものです。大航海時代なら船がそうなんでしょうが、さすがに船持って加山雄三にはなれませんてw

 それは汎用されシーズンごとに消費されていくためのブランドものをブランドだからと買うのではなく、我ながら高邁なことに、職人さんの心意気が伝わる、愛用する価値がある物でないと納得できないような気もしてきます。

 たとえばローレックスやカルティエの時計だったり、ダンヒルやデュポンの万年筆だったり、カメラならライカの一眼レフ、出来れば職人さんに特注で作ってもらった一品もので、直しながら使える物がいいと思うものです。機能派なのでダイヤとか豪華な装飾は一切ないものがいいですね。
 特に伝統工芸の粋だと、職人さんの鬼気迫るまでのこだわりを感じられるので、粗末にはできない気の引き締まりがありますね。そういうものは小売店ではなく、直接工房に赴いて求めたいニワカ玄人気分w

 で、そんな事をとめどなく考えながらふらふらと寒空の下を散歩していたら、四条通や河原町通のような大通りからは何筋か奥に入った、料亭さんや小料理屋さんが立ち並ぶあたりで、思いがけなく三味線の余韻ある音が聞こえてくるときたものです。

 墨黒の梁と格子、昼の雨に濡れた石畳を照らす赤いぼんぼり、白い障子ごしに聞こえてくる三味の調子なんてのは、祇園あたりではよく出くわしたものですが、川の西側でもそんな風情ある光景を見れるものとは思ってもみなかったもので、かなり新鮮な体験でした。

 いまから入門いっとく?w

 ギターなら深紅のフェルナンデスでそこそこのを一本持ってるのですが、なかなか弾く機会もなくチューニングもそこそこに眠らせてる状態です。バイオリンも親父様の趣味で、初級用を買ってもらったはいいものの、あんまり身は入りませんでした。あれアゴと肩痛ぇし。
 かといってレゲエ系の知り合いが持ってるようなジャンベやら打楽器はやってるうちにトランス入りそうで自分が怖いw
 そんなこんなで弦楽器はあんまり縁がないと思ってたのですが、三味線なら習っておいても道楽にいいかもしれないですね。

 が、いくつか大変そうな事がw

1.三味の先生にはコネあるので習いに行くツテはあるのですが、椅子に慣れてしまった自分には正座で習い事は多分慣れるまでキッツイw
2.三味線自体は伝統工芸モノを求めたら、入門でも10万前後、果ては値がつけられないものまであってキリがない。お稽古の月謝もまけてくれへんやろうなあ。
3.習得したからって発表会みたいなお披露目する気もない。むしろ街角弾きたがり弾き語りで一人で吉田兄弟目指しとく?

 なんだかんだ言いつつ明日あたり京極の楽器屋で三味線物色しそうな勢いですw

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